2004年10月23日の本震から、はや1ヶ月が経とうとしています。新潟県中越地震と命名された今回の地震は、中越地方に大きな被害をもたらしました。もちろん、私の住んでいる村も例外ではありません。
余震の回数も減ってきたので、今日はデジカメを持って村の近辺を回ってみました。
気になっていたのは、山の田んぼや畑に行く道です。村道ですので県や市には重要視されない道ですが、この道が通れなければこの先の田んぼや畑に行けません。案の定、農機(耕運機やトラクターなど)が通れる状況ではありませんでした。もうすぐ雪が降りますので、来年の春まではこのままでしょう。雪の重みや雪解け水でさらにひどい状況になるはずです。
ちなみに3枚目の画像は新山や栗山に通じている道です(これは市道だと思います)。本震直後はこの道を通って孤立した栗山に援助物資を届けていたはずですが、その後の余震で通れなくなったのでしょう。
地震で崩れた崖や地割れした田んぼです。
1枚目の画像に写っている川は前川です。もっと大きく崩れれば川をせき止められ、手前の田んぼは水浸しになったはずです。
2枚目の画像は亀裂が入り段差のできた田んぼです。来年の春には、"田んぼぶち"の前にこの亀裂と段差を直さねばなりません。
村の中の道でも、補修していない道路があります。
2枚目の画像はつい数日前に崩れた場所です。本震とそれに続く余震で亀裂が入っていたところに雨の日が続いた為、雨で重くなった土砂が崩れたのでしょう。補修工事がいつ始まるのかは分かりません。
これは「赤紙」と言われているやつです。
これは家屋が危険な状態(倒壊の恐れあり)だから出来るだけ立ち入らないように、という意味です。うちの小屋に張られた赤紙ですが、うちの小屋は地震の前からすでに危ない状態でした。
あと、要注意の家屋には黄色の紙が、問題ない家屋には緑色の紙が貼られます。
デジカメ持って山の方に出かけたところ、「クマ出没注意」の立看が立っていました。
他の地域ではクマの話題が多いのに、自分の地域では地震前にクマが出たという話を聞かなかったのはクマが地震を予知していたからか、などと考えた事もありましたが、そんな事は無かったようです。
で、なんでこれだけ動画(aviファイル)かというと、デジカメ買ってから1年以上経つのに、このデジカメで動画も撮れる事を初めて知ったんです。それで調子こいて動画にしただけです。見事にブレてますが、深い意味はありません。
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