栃尾の雁木 |
雁木に関する資料を図書館で探してみました。
市町村の「××市史」を中心に調べましたが、何冊かに雁木のことが載っていました。そのコピーを以下に掲載します。
なお、栃尾の雁木に関する資料は、私が調べた範囲では見つかりませんでした。◆「上越市史 普及版」より
◆「長岡市史 資料編3」より
それぞれの本より、雁木に関する部分だけを、若干レイアウトを変えて掲載させていただきました。
栃尾の雁木について
八百板さんから情報をいただいたので、中央公園脇の物産館「はーもにー」の向かいに有る雁木模型を見に行きました。雁木に関する私の意見
説明等もデジカメに撮ったのですが、写りが悪くて掲載できません。とりあえず、概略を箇条書きします。◆雁木の説明
・雁木の総延長は、上越市、長岡市についで全国で第3位である。
・雁木には、造り込み式雁木と落し込み式雁木があり、栃尾の雁木は落し込み式雁木である。
(造り込み式と落し込み式の説明は、省略...)
・価格は、結構高いらしい。(下の雁木を造るのに172万~185万かかる)◆雁木の模型(この壁に説明が貼ってある)
◆「はーもにー」の住所
新潟県栃尾市中央公園1-1 電話 0258-53-2030
私は栃尾の郊外に住んでいるので、雁木にふれたのは高校の3年間だけでした。だから雁木に対する思い入れもそんなにありません。 だから、雁木の総延長が全国第3位だったことも知りませんでした。 ただ、雨の時は濡れなくてよかったし、冬は雪道を歩かなくてよかったなぁ、とは思います。「栃尾は雁木が有る町」という印象が有りますので、 雁木を生かした町づくりには私も賛成です。
ところで、雁木の維持費は誰が負担しているのでしょうか。個人の土地に個人の負担で雁木を作ったのか、市道に個人の負担で雁木を作ったのか、 はたまた、市道に市の負担で雁木を作ったのか。誰が維持費を負担するかでも考えが変わってきます。あと、雁木を残すだけで本当にいいんでしょうか。雁木のせいだけじゃないけど、栃尾の町内は道路が狭く自動車が通りにくいです。 その狭い道路にクルマが何台も駐車していますし。正直、「雁木がなくて道路がもっと広くなったらなぁ」と思うこともあります。 でも、歴史のある物だから、じゃまだから壊せばいいというものじゃないですよね。
「じゃぁ、一方通行にして道路を広く使ったら」と考えても、雁木沿いには昔からの個人商店が軒を連ねているので、ただでさえ少ないお客さんが さらに減る可能性もあります。栃尾の雁木が残っているのは、歴史のある物を残そうという意志のほかに、発展に取り残されたという見方も できると思います。雁木について真剣に考えた事が無かったので、無理に考えてみてもたいした意見が言えません。
何だったか忘れましたが、長岡技科大(新潟大?)の学生さんに雁木をいかす為にはどうしたら良いかの調査を依頼した、という記事を読んだ記憶が あります。若い方の提案に期待したいと思います。以上.よく考えた結果、実は意見がなかった、という結論に達しました。