たいべ (N.Susaさん 1999.07.13) |
| 田植え。 [例] 「たいべが終わった」→「田植えが終わった」 | |
だいや・だいの (杉さん 1998.11.03) |
| ~だよ。断定の意味が込められる。"だいやー"とか、"だいのー"とのばす時もある。
[例] 「その箱、ぶちゃるがだいやー」→「その箱、捨てるんだよー」 |
たいる |
| 無くなる。少なくなる。 |
だいれんな |
| 来年。次の年。"だいんな"とも言う。 [対] きょれんな [例] 「だいれんなは、きっと良い事が有る」→「来年は、きっと良い事が有る」 |
だいろ (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| カタツムリ。 |
たがく |
| 持つ。抱き抱える。 [例] 「弁当、だがいたか?」→「弁当、持ったか?」 |
たきもん (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 薪や枯葉。火を焚くための物全般をさす。"焚く物"が語源。杉っ葉拾いの経験がある方も多いでしょう。 |
だすけ |
| だから。普通、文の最初に使う。 [同] すけ [例] 「だすけ、ゆうたねか」→「だから、言っただろ」 |
たぜる |
| 傷ついた部位を薬湯に浸す事。治療の一種。 | |
だだ(駄々) |
| わがまま。自分勝手。「駄々をこねる」の駄々。 [例] 「あっこのとうちゃんはだだだすけ」→ 「あそこ(の家)のとうちゃんはわがままだから...」 |
たつ |
| 質(たち)。気性。性格。 [例] 「うちの犬はおとなしいたつだ」→「うちの犬はおとなしい気性だ」 |
だっくら |
| 気にしていた用件を片づけてホッとする事。 [例] 「稲刈りが終ってだっくらした」→「稲刈りが終ってホッとした」 |
だっけん (やまゆりちゃん 2001.03.04) |
| だから。 [例] 「だっけんゆうたろ」→「だから言ったでしょ」 |
だっちゃかねぇ |
| らちがあかない。話しがまとまらない状態。優柔不断で物事を決められない奴。 |
だつまにならん |
| 役に立たない。一人前にならない。 |
たの草取り |
| 田んぼの中に生えた雑草を取る事。 | |
旅に出ている (ktadaさん 2001.03.21) |
| 栃尾を離れ県外で暮らしている。 [例] 「うちのおじは長野に旅ん出てる」→「うちの次男は長野で暮らしている」
故郷・栃尾を離れてもまた帰ってきて欲しい、という気持ちを"旅"という言葉で表現したのかも知れません。 |
たらず (N.Susaさん 2000.01.06) |
| 知恵の足らない奴。気が利かない奴。馬鹿。漢字で書くと"足らず"。 [例] 「あいつはたらずだ」→「あいつは馬鹿だ」 | |
だりこっぺぇ (八百板正己さん 1998.08.28, 愛乱度さん補足 2005.07.08) |
| 物事が乱れて散り散りになる様子。乱離骨灰(らりこっぱい)がなまったようです。 |
だるっこい (N.Susaさん 1999.07.19) |
| だるい。身体がだるい状態。 [同] いくちねぇ, こわぇ | |
たれくち |
| (小便、または、大便が)モレそうで我慢できない状態。"たれこち"とも言うらしい。 |
だるめ・だるね (N.Susaさん 1999.03.01) |
| ビー玉。語源は全く不明。 |
だんが |
| ~だから。 [同] すけ [例] 「あいつは、しょったれだんが」→「あいつは、不潔だから」 |
たんだ |
| たった。僅かに。 [例] 「たんだこれだけ」→「たったこれだけ」 |
だんだんどうも (Mr.望郷さん 2001.02.24) |
| 挨拶に使う言葉。「いつもお世話になってます。」という意味。 |
ちごう |
| 違う。 [例] 「約束がちごうねか!」→「約束が違うじゃないか!」 |
ちだらまっか(血だら真っ赤) |
| 血まみれ。流血した状態。 [例] 「鎌で手を切ってちだらまっかになった」→「鎌で手を切って血まみれになった」 |
ちっこい |
| 小さい。"ちんこい"とも言う。 [対] でっこい |
ちょうたくとる |
| 懲らしめる。仕返しする。 | |
ちょぶ・ちょーぶ (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 中風。脳溢血。 [例] 「あっこのじさ、ちょぶが出て入院したってや」→「あの家のお爺さん、脳溢血になって入院したそうだ」 |
ちょんじろ (ぶり金(ぶりかね)さん 2001.01.26) |
| カメムシ。半翅目(はんしもく)カメムシ科の昆虫。"屁っこき虫"と言うこともあります。 |
ちょんぼり (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 肩車。 |
つーつ (A.Yamamotoさん 2004.05.11) |
| ネズミ。幼児に対して言う言葉。「ちゅーちゅー」が訛った? [例] 「つーつが出るど」→「ネズミが出るぞ」 |
つぁー |
| お父さん。"とっつぁ"の短縮形。 [同] とっつぁ [対] かっか |
つぎ (Kaneuchiさん 2001.05.04) |
| 布。小ぎれ。 |
つぐの日・つぐん日 |
| 翌日。次の日。 | |
つけさげ |
| 家屋の、張り出した1階建ての部分。 | |
つつこ (N.Susaさん 2000.01.12) |
| 納豆を作る時に使う藁で作った筒型の容器。昔は、各家庭で自家製の納豆(豆が大きい!)を作ったものです。 | |
つっささる |
| 突き刺さる。刺さるの強調形。 |
つぶし豆 |
| 普通の豆を平べったく潰した物。味噌汁に入れたり、冬の料理に食材として使います。 |
つぼき |
| 盆栽。庭の植込み。漢字で書くと"坪木"? [例] 「つぼきに水をやる」→「盆栽に水をやる」 |
つよけ (N.Susaさん 1999.03.24) |
| 梅雨(つゆ)。梅雨の時期。 |
つりこむ |
| (風呂に)水を溜めること。 [例] 「風呂つりこんだか?」→「風呂に水を溜めたか?」 |
づんぐりかく (A.Yamamotoさん 2004.05.11) |
| 溺れる。そう言えば昔はよく川で泳いでましたね。 |
つんだす |
| 差し出す。突き出す。 [例] 「そのスコップ、こっちにつんだしてくれ」→「そのスコップ、こっちに差し出してくれ」 |
てーど (愛乱度さん 1999.02.09) |
| 不可抗力。不注意。「わざとじゃないよ」という言い訳に使う。 |
てぇ |
| ~の人達。~の衆。 [例] 「あっこんてぇ」→「あそこの家の人達」 |
でぇ (N.Susaさん 1999.03.26) |
| どれ。不定称の指示代名詞。 [例] 「でぇ、見してみろ」→「どれ、見せてごらん」 |
でぇー (金内さん 1999.02.12) |
| 客間。床の間。一番奥にある部屋。 |
でこう (N.Susaさん 1999.04.20) |
| 大して。否定的な言い方に使う。 [例] 「でこう面白くねぇ」→「大して面白くない」 |
てしょ・てしょざら (金内さん 1999.03.12) |
| 小皿。 [同] おかさ |
~ですて |
| ~ですよ。 [例] 「そいがですて」→「そうなんですよ」 |
てちてち (山本さん 2005.04.01) |
| すんぐりむっくり。太って背が低い人をあらわす言葉。 [例] 「あの人は、てちてちしてる」→「あの人は、ずんぐりむっくりだ」 |
てっこ |
| 高い所。上の方、山頂。 [例] 「山のてっこに初雪が降った」→「山の上の方に初雪が降った」 |
でっこい |
| 大きい。でっかい。 [対] ちっこい |
てつどう (N.Susaさん 1999.07.27) |
| 手伝う。手助けする。 [例] 「仕事、てつどてくれ」→「仕事、手伝って下さい」 | |
てのご (N.Susaさん 1999.01.09) |
| 手ぬぐい。 [例] 「てのごで顔をふく」→「手ぬぐいで顔をふく」 |
てめぇんぶつ |
| 自分の分。自分に割り当てられた物。 | |
でんきんばしら(電気ん柱) |
| 電柱。電信柱。送配電線や電話線を支える柱のこと。 |
てんごう (NOAHさん 2005.07.09) |
| 突拍子もない行動。落ち着きのない様。 [例] 「あいつは、てんごうかきだ」→「あいつは、時々、突拍子もない行動を取る奴だ」 |
てんころ-てんころ |
| ころころ。物が転がるさまを表わす言葉。 [例] 「石がてんころ-てんころと転がる」→「石がころころと転がる」 | |
でんちのみ (K・パパさん 2001.09.27) |
| 電池。 |
てんで (Mr.望郷さん 2001.02.01) |
| 個人個人。 [例] 「てんでで決めてやればいいこて」→「個人個人で決めてやればいいでしょう」 |
どいがー |
| 何故。どうして。疑問に思った時に使う。 [対] そいがー |
どうしょば (N.Susaさん 2000.02.05) |
| どうしましょう。途方にくれた時に使う言葉。"どうしょばない"とか"どうしょばのし"と使います。 [同] なじょんしょば |
どうずり (N.Susaさん 1999.01.27) |
| なまぐさ。なまぐさな奴。怠け者 [例] 「どうずりしてんないや」→「なまぐさするんじゃないよ」 |
とうど |
| 手伝い。助っ人。 [例] 「稲刈りのとうどに行ぐ」→「稲刈りの手伝いに行く」 | |
どうぶく (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 綿入れを厚手にした着物。漢字で書くと"胴服"? |
とおり (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 玄関。 |
どくされ (N.Susaさん 2000.01.12) |
| 臆病者。弱虫。度胸が腐っているの意味? [同] がんぼ | |
どご (N.Susaさん 1999.03.01) |
| 何処(どこ)。 [例] 「んな、どごん子だ?」→「あなた、何処(の家)の子ですか?」 |
ところまんだら (KUNOさん 2006.01.17) |
| まばらな状態を強調して言う言葉。 |
としとり (N.Susaさん 2000.01.12) |
| 大晦日。 [例] 「としとりの晩」→「大晦日の夜」 | |
とっきぶ |
| トウモロコシ。"とっきび"とも言う。 |
どっけがね (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 味が薄い。味がはっきりしない。 |
どっちゃ、どっちゃん (金内さん 1999.02.12, N.Mutohさん 2000.11.23) |
| 雪道に作る落とし穴。雪の積もった道にシャベルで縦に穴を掘り、雪のフタをかぶせて完成。(フタの上に足跡を付けるのがコツ) |
とっつぁ (金内さん 1999.02.12) |
| お父さん。短縮して"つぁー"とも言う。 [同] つぁー [対] かっか |
とっぺつもねぇ |
| とんでもない。意外なこと。"突飛(とっぴ)"が語源? |
とぶ |
| 走る。疾走する。 [例] 「運動会でとばんばねぇ」→「運動会で走らなきゃいけない」 |
とほずもねぇ (N.Susaさん 2000.02.09) |
| 途方もない。 |
どんげ・どんげん (N.Susaさん 1999.08.26) |
| どんな。 [類] あんげ・こんげ・そんげ |
どんつぁん (金内さん 1999.03.12) |
| どんな。"どんげ"の砕けた言い方。 [類] あんつぁん・こんつぁん・そんつぁん |
~ない (N.Susaさん 2000.01.19) |
| ~ですね。 [例] 「雪が降らんでいいない」→「雪が降らなくて良いですね」 | |
なおる (金内さん 2000.07.06) |
| 席に着くこと。招待されて席に着く場合に使う。 |
ながし (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 台所。水を"流す"場所が語源? [同] みんじゃ |
なく (金内さん 1999.08.11) |
| 湿気る(しける)。溶ける。 [例] 「飴がなく」→「飴が湿気る」(湿気を帯びて溶けた状態になる) | |
なごーか・なごぉか |
| 長岡。栃尾の隣りの長岡市のこと。 [例] 「毎日、なごーかに通勤している」→「毎日、長岡に通勤している」 |
なじ |
| いかが。状況を問う時に使う。 [例] 「なじだね」→「いかがですか?」 | |
なじょも |
| 是非とも。 | |
なじょんしょば (N.Susaさん 1999.03.01) |
| どうしましょう。途方にくれた時に使う言葉。"なじょんしょばない"とか"なじょんしょばのし"と使います。 [同] どうしょば |
なす |
| 返す。返却する。 [例] 「茄子(ナス)をなす」→「茄子(ナス)を返す」 |
なぜ |
| 雪崩(なだれ)。 [例] 「なぜがつく」→「雪崩(なだれ)が発生する」 | |
なぞ |
| 涙。 [例] 「なぞが出そうだ」→「涙が出そうだ」 |
なまがえる (愛乱度さん 2000.03.27) |
| 食材を茹でた後にそのまま放置しておき、堅くなってしまった状態。 漢字で書くと"生返る"? |
なんぎんなる (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 体の具合が悪くなる。苦しくなる。腹痛になる。 [同] こわぇ [例] 「腹がなんぎいやー」→「お腹が苦しいよー」 |
なんでや (やまゆりちゃん 2001.03.04) |
| 何か用? どうしたの? [例] 「おーい、○○君」 「なんでや」→「おーい、○○君」 「何か用?」 |
にがす・にげた (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| (物を)無くす。無くした。紛失する。 [例] 「エンピツがにげた」→「エンピツを無くした」 |
にけ・にけぇ (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 二階 |
にげぇ (N.Susaさん 1999.07.13) |
| 苦い。 | |
にわ (金内さん 1999.02.12) |
| 屋内にある作業場。庭のことではない。 |
ねぇ・ねぇー |
| 無い。 [例] 「ぜんがねぇ」→「お金が無い」 |
ねぇら (わかさん 1998.09.28) |
| 君たち。あなたたち。"ねぇりゃ"とも言う。 [対] おぃら [例] 「ねぇらこ(ねぇらどこ)」→「あなたたちの家」 |
~ねか (N.Susaさん 2000.01.19) |
| ~ですよね。~じゃないですか。 [例] 「雪が降らんでいいねか」→「雪が降らなくて良いですよね」 | |
ねそける (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 寝そびれる。眠り損なう。 |
ねつい (Mr.望郷さん 2001.02.01) |
| 丁寧(ていねい)。 [例] 「あの人の仕事は本当にねつい」→「あの人の仕事は本当に丁寧だ」 |
の・のし (スヌスヌさん 1998.10.10) |
| ~ですね。 [例] 「そうだのし」→「そうですね」 |
のーなった (NOAHさん 2005.10.19) |
| 無くなった。亡くなった。 [例] 「あっこのじさがのーなった」→「あそこの家の爺さんが亡くなった」 |
のうしる (八百板正己さん 1999.03.04) |
| 無くす。紛失する。 |
のげる |
| (土砂が)崩れる。"抜ける"が語源か? [例] 「田んぼがのげた」→「田んぼの土砂が崩れた」 |
のめ |
| 斜面。"へら"と"まま"の総称。 [同] へら・まま |
のめしこき (デボさん 2005.07.16) |
| なまけ者。ぐうたら。 [例] 「あいつは、のめしこきだ」→「あいつは、なまけ者だ」 |
はか |
| 作業のはかどり具合。進み具合。 [例] 「はかがいく」→「作業がはかどる」,「はかがいかん」→「作業が進まない」 |
ばか |
| とても。すごく。非常に。 [例] 「ばかむかつく」→「とてもむかつく」,「非常にむかつく」,「チョーむかつく」 |
はかんど |
| お墓。墓地。 [例] 「はかんどの掃除をしんばねぇ」→「お墓の掃除をしなきゃいけない」 | |
はけご (金内さん 1999.03.12) |
| 釣りなどで使う魚篭(びく)。 |
ばさ・ばさま・ば・ばぁ・ばーばぁ (金内さん 1999.02.12) |
| お婆さん。婆さま。ばばあ。 [対] じさ・じさま |
はじけっちょ (スヌスヌさんのお姉さん 1998.10.17) |
| でしゃばりな奴。軽い軽蔑の気持ちがこもる。"はじける"が語源か? |
はしらぐ |
| 乾く。乾燥した状態。 |
はぜば(はぜ場) (ぶり金(ぶりかね)さん 2000.12.24) |
| はざ(稲架)のある場所。栃尾では田んぼや家のそばの杉の木に縄を張って稲掛け用のはぜ場を作ります。 |
ぱち (N.Susaさん 1999.02.22) |
| めんこ。四角形の厚紙の玩具。"ぱっち"とも言う。(確か「足有り」,「足無し」のルールがあったような...)
子供の頃の遊びは、他に"ビー玉"や"釘打ち"などがありました。 |
はつめ |
| 頭がいい。賢い。[例] 「あっこん子は、ばかはつめだってや」→「あそこの子は、とても頭がいいそうだ」 |
はなっとり (N.Susaさん 1999.02.22) |
| 牛の鼻に長い棒を付けて舵をとること。
農作業に牛を使っていた時代、田んぼ耕す牛の舵を取るのは子供の仕事でした。 |
はらくちぇ |
| 満腹。お腹が一杯で満ち足りた状態。"はらくっちぇ"とも言う。 |
はやす (スヌスヌさん 1998.10.14) |
| (食材を)切る。調理の時に使う言葉。 [例] 「きゅうりをはやす」→「きゅうりを切る」 |
はよ (金内さん 2000.12.30) |
| ハヤ。ウグイ。コイ科の淡水魚。 |
はんぎり (N.Susaさん 1999.03.16) |
| 洗面器。たらい。形(丸い物を半分に切った=半切り)が語源? |
はんでぇ (N.Susaさん 1999.03.26) |
| 飯台。ちゃぶ台。 |
びーたく (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 弱虫。 |
ひいるめぇ |
| 午前。"昼間前"が語源。"へいりめぇ"とも言う。 [対] ひるまっから |
ひざっかぶ |
| ひざがしら。膝小僧。語源は"膝株(ひざかぶ)"。 |
ひっくりげっちょ (N.Susaさん 1999.01.09) |
| ひっくり返し。裏返し。 [例] 「セーターをひっくりげっちょに着る」→「セーターをひっくり返しに着る」 |
ひとかたけ (金内さん 1999.03.12) |
| 1食。言葉に"少しの量"の意味がこもる。 [対] まいかたけ |
ひとっとし |
| 同い年。年配の方は"しとっとし"と発音します。 |
ひとっぱな |
| 短い時間。少しの間 [同] しとっぱな [例] 「ひとっぱな、仕事した」→「短い時間、仕事をした」 |
ひののけ |
| 日中。昼間。 [例] 「ひののけでもさぶなった」→「日中でも寒くなった」 | |
ひるまっから |
| 午後。"昼間から"が語源。"へりまっから"とも言う。 [対] ひいるめぇ |
ひんなか |
| 囲炉裏(いろり)。"火ん中"が、火を焚く場所そのものを示すようになった? |
びんぼ (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| ぼんぼり。丸い毛糸の玉。 [例] 「びんぼの付いた毛糸の帽子」→「ぼんぼりの付いた毛糸の帽子」 |
ふーける (N.Susaさん 1999.03.16) |
| (水に浸けた物が)ふやける。別な意味で、野菜が成長しすぎた状態("老ーける")を現す時にも使う。 |
ふーこ |
| ほっかむり。 [例] 「てのごでふーこをしゅ」→「手ぬぐいでほっかむりをする」 |
ぶーし (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 雪を避ける為の藁で作ったかぶり物。(いい表現が見つかりません...でも、分かりますよね) |
ぶう |
| 背負う。 |
ふうき |
| 蕗(ふき)。キク科の多年草。葉の部分を"ふうきっぱ"と言う。小さい頃これで洟をかんだ記憶が... |
ふうきんと |
| ふきのとう。"ふうきんとう"とも言う。 |
ふうつき (N.Susaさん 1999.01.27) |
| ほうずき。短く"ふつき"と言うこともある。 |
ふうりきまわす |
| (力一杯)振り回す。 |
ふくらがる (N.Susaさん 2000.01.25) |
| 膨らむ。 [例] 「餅が焼けてふくらがる」→「餅が焼けて膨らむ」 |
ふっけぇーる (金内さん 1999.03.12) |
| ヒキガエル。 |
ぶちゃる (八百板正己さん 1998.08.28) |
| 打ち遣る(「打ち」は強めの接頭語。相撲の「うっちゃり」も同じ)。捨てる。 |
ふるしい (八百板正己さん 1999.02.18) |
| 古い。古めかしい。 |
ふるめぇ (N.Susaさん 2000.08.10) |
| 祝い事。振舞い事。 [例] 「あっこんちでふるめぇが有った」→「あそこの家で祝い事があった」 |
ふんごける (米山さん 1999.01.08) |
| (思いっきり)蹴飛ばす。 [例] 「寝ぼけて布団をふんごける」→「寝ぼけて布団を蹴飛ばす」 |
ふんづぶす (米山さん 1999.01.08) |
| (思いっきり)踏み潰す。 [例] 「ありごをふんづぶす」→「蟻を踏み潰す」 |
ふんでぇ (N.Susaさん 1999.11.29) |
| 踏み台。 [例] 「ふんでぇにのる」→「踏み台にのる」 | |
ぶんど (やすけいーもちさん 1999.01.26) |
| 葡萄(ぶどう)。 [例] 「一房のぶんど」→「一房のぶどう」 |
ふんな (N.Susaさん 1999.01.09) |
| 古い。使用済みの物。 [例] 「ふんな新聞」→「古い新聞」 |
へーらすみ |
| 昼寝。昼食後の仮眠。農家では昼食後約1時間が"へーらすみ"タイム。 |
へーるき (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 昼寝が終わった後。"へーらすみ"の後。 [例] 「その仕事はへーるきにしょで」→「その仕事は昼寝の後でしましょう」 |
へぇ (八百板正己さん 1998.11.30) |
| もう。既に。古語の"はや"が訛ったと思われる。 [例] 「へぇ、春だかや」→「もう、春なのか」 |
べちゃっこい |
| 平べったい。 [例] 「べちゃっこい石」→ 「平べったい石」 |
へっける (金内さん 1999.08.11) |
| ふてくされる。いじける。 | |
へったてる (N.Susaさん 2000.09.16)
| 持ち上げる。 [例] 「この棚をへったててくれ」→「この棚を持ち上げてくれ」 |
へっと (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 蔕(へた)。 [例] 「ナスのへっと」→「ナスのへた」 |
べと |
| 土。泥。 |
べとっくじ (N.Susaさん 1999.06.21) |
| 土石(つちいし)。土塊のような軟らかい石。 [同] いくじ [対] かないし< |
へな |
| 変な。おかしな。 [例] 「この大根、へな形してるのし」→「この大根、変な形してますね」 |
へなか |
| 半日。"日中(ひなか)"がなまった。 |
へら |
| 崖。緩やかな斜面。急な斜面は、"まま"。 [同] まま・のめ |
へりょ |
| おやつ。(ご褒美の)お菓子。 [同] こべり |
へりょっ取り (A.Yamamotoさん 2003.08.27) |
| 金銭で労働力を提供する人。臨時の労働者。 [例] 「稲刈りはへりょっ取りを頼もや」→「稲刈りは臨時の労働者を頼もう」 |
へる (N.Susaさん 1999.02.22) |
| 浅葱(あさつき)。ユリ科の多年草。"へる"と発音する。 |
へる (金内さん 1999.03.12) |
| 蛭(ひる)。池や沼などにすむ環形動物。"へる"と発音する。 |
へる |
| 乾く。干上がる。 [例] 「田んぼがへる」→「田んぼが干上がる」 | |
へんご・へんごっちょ |
| 歪(いびつ)。不格好。 [同] へんぐり [例] 「このカボチャ、へんごん形してるのし」→「このカボチャ、歪な形してるね」 |
へんぐり (N.Susaさん 1999.01.09) |
| 歪(いびつ)。不格好。不揃い。 [同] へんご [例] 「へんぐりな林檎」→「不揃いな林檎」 |
へんび |
| 蛇(へび)。 |
べんぼ (KUNOさん 2006.01.17) |
| 花の蕾。ボンボンやボタンなどの丸くてちいさいもの全般を指すこともあります。 |
ほう |
| 這う。 [例] 「家のぼぉが、ほうよんなったいや」→「家の坊やが、這うようになったよ」 |
ほうせんこ (N.Susaさん 1999.03.26) |
| 鳳仙花(ほうせんか)。ツリフネソウ科の一年草。 |
ぼぉ |
| 坊や。小さな子供。 [例] 「家のぼぉがあいぶようになったいや」→「家の坊やが歩くようになったよ」 |
ほげる |
| 掘る。掘り起こす。 |
ほげなげる |
| 放り投げる。"ほんなげる"とも言う。"ぶちゃる"の強調形か? |
ぼこさま |
| 蚕。お蚕さま。繭を作るカイコガの幼虫。最近では、養蚕をやっている家が少なくなりました。 |
ほしっこ (N.Susaさん 1999.09.06) |
| 煮干し。 | |
ほしょる |
| 折る。 [同] おっぽしょる |
ほつけさま (N.Susaさん 1999.04.10) |
| 仏様(ほとけさま)。仏壇。法華(ほっけ)が語源ではない。 [例] 「神様、ほつけさま!」→「神様、仏様!」 |
ぼっこいる |
| 壊れる。 [同] おっこいる |
ほろ (やすけいーもちさん 1999.01.26, 晶子さん 2000.11.26) |
| 戸棚。食器棚。 [例] 「茶碗をほろにしまう」→「茶碗を食器棚にしまう」 |
ほや (K・パパさん 2001.09.27) |
| 電球。 |
ほんこ (金内さん 1999.08.11) |
| 本当のこと。真実。 [対] うそっこ(おそっこ) | |
ほんに (八百板正己さん 1999.03.04) |
| 本当に。 [例] 「ほんにいいがぁ?」→「本当にいいの?」 |
ほんま |
| すぐに。じきに。ほんの少しの間。 [例] 「ほんま、まんまが出来るすけ」→「すぐに、ご飯が出来るから」 |
|
まいかたけ |
| 毎食。毎度。言葉に"同じ位の量"の意味がこもる。 [対] ひとかたけ |
まかる |
| 受け持つ。担当する。 [例] 「その仕事は、おれがまかったど」→「その仕事は、僕が受け持つからね」 | |
まっと |
| もっと。さらに。 [例] 「まっと頑張らんきゃね」→「もっと頑張らなきゃね」 |
まま |
| 崖。急な斜面。緩やかな斜面は、"へら"。 [同] へら [同] のめ |
まぶし (金内さん 1999.02.12) |
| 蝮(まむし)。 |
まめ |
| 丈夫。健康。 [例] 「あっこのばあちゃんはまめだ」→「あそこの家のばあちゃんは健康だ」 |
まりける |
| 結ぶ。ゆわえる。縛る。 | |
まるまっこい (N.Susaさん 2000.02.05) |
| 丸い。丸い形。 |
まんのすび (山本さん 2005.04.01) |
| 固結び。蝶々結びではなく、ほどきにくい紐の結び方。 |
みがいる |
| (果物が)熟す。漢字で書くと"実が入る"? [例] 「柿がみがいる」→「柿が熟す」 | |
みしゃっぽい (金内さん 1999.03.12) |
| ちくちくしてむず痒い状態。"むしゃっぽい"とも言う。 |
みしり |
| 下水。台所から出る生活排水を流すところ。 |
みずたな |
| 流し台。漢字で書くと「水棚」? |
道ふみ |
| 冬の毎朝の作業。降り積もった雪を"かんじき"で踏んで、玄関から通りまで道を付ける辛い作業。 |
みよける (N.Susaさん 1999.07.20) |
| 生まれる。孵化する。 [例] 「ひながみよける」→「ひなが生まれる」 | |
みんじゃ (N.Mutohさん 1998.09.29) |
| 台所。炊事場。最近、聞かなくなった懐かしい方言。語源は不明。(水屋、水舎の変形か?) [同] ながし |
麦粉(むぎこな) |
| 小麦粉。 [例] 「むぎこなで団子を作る」→「小麦粉で団子を作る」 | |
むっつら |
| 沢山。いっぱい。 [同] いっぺ [同] がと | |
むらじゅそうだん |
| 村の総会。村の全住人が集まる集会。 |
めーる (愛乱度さん 2001.05.29) |
| 見える。 [例] 「遠くの景色がよーめーる」→「遠くの景色が良く見える」 | |
めぇっけた |
| 前。前の方向。 [対] うしろっけた |
めぐせ (スヌスヌさん 1998.10.10) |
| 醜い。不細工な。 [例] 「めぐせアヒルの子」→「醜いアヒルの子」 |
めぐら |
| 周辺。近所。 [例] 「家のめぐら」→「家の近所」 |
めしめぇ |
| 早朝。朝飯前の時間。 [例] 「めしめぇ仕事」→「朝飯前の一仕事」 |
めっぱつ |
| ものもらい。まぶたにできる小さな腫物。"目の発疹"が詰った? |
めめ |
| 顔立ち。見目。 [例] 「うちの猫はめめがよて可愛い」→「うちの猫は顔立ちが良くて可愛い」 | |
めめず (金内さん 1999.06.22) |
| ミミズ。貧毛網に属する環形動物の総称。 [同] じみ |
もいる (八百板正巳さん 1998.10.22) |
| (日数や時間が)経つこと。"もいる"と発音する。
[例] 「もう一週間ももいれば、稲が刈らいる」→「もう一週間も経てば、稲が刈れる」 |
もうぞう |
| 寝ぼける。ぼける。 [例] 「もうぞうこいてんな!」→「寝ぼけるな!」 |
もくろ |
| モグラ。他所ではあまり聞かない。(小林家だけの方言か?) |
もざく |
| 急ぐ。慌てる。 [例] 「時間があるすけ、もざかんたってもいいど」→「時間があるから慌てなくてもいいよ」 |
もさもさ (愛乱度さん 2002.01.26) |
| どんどん。雪が激しく降るさまを表す形容動詞。"もっさんもっさん"とも言う。 [例]
「雪がもさもさ降る」→ 「雪がどんどん降る」 |
もすける |
| 火を燃やす。火をつける。 [例] 「ゴミもすけるすけ、持ってこいや」→「ゴミを燃やすから、持ってきなさい」 |
もむ・もんで行く |
| 怒鳴り込む。文句を言いに行く。 漢字で書いても"揉む"とは書きません。 |
もりっこ |
| 子守り。 [例] 「はよけぇってもりっこしんばねぇ」→「早く帰って子守りをしなきゃいけない」 | |
もろう・もろた・もろわんる (N.Susaさん 1999.07.27) |
| 貰う。いただく。 貰った。 貰える。 | |
もんじゃくる |
| (紙を)ぐちゃぐちゃに丸める。 |
やおつり (N.Susaさん 1999.12.01) |
| 引越し。別の住居に移転すること。家移り。 | |
やけっぱた |
| 火傷(やけど)。火傷すること。 [例] 「お湯をこぼしてやけっぱたした」→「お湯をこぼして火傷した」 |
ヤジ (愛乱度さん 2000.07.05) |
| ねばねばした糸。 [例] 「クモんヤジ」→「クモの糸(巣)」,「なっとんヤジ」→「納豆の糸」。 |
やしんぼ (金内さん 2000.07.06) |
| 食いしん坊。食い意地の張った奴。 |
やだがる |
| 嫌がる。嫌う。 |
やばら (N.Susaさん 1999.01.27) |
| 屋根裏。 |
やぶち |
| 一家。家族。家中の人達全員。 |
やま (金内さん 1999.02.12) |
| 田んぼや畑。自分の所有する農地の総称。 [例] 「やまに行って稲刈りする」→「田んぼに行って稲刈りする」 |
やめず |
| 絶えず。きっきりなしに。 | |
やわっこい (N.Susaさん 1999.04.10) |
| 軟らかい。 [例] 「やわっこい餅」→「軟らかい餅」 |
ゆーれ (山本(兄)さん 2005.07.19) |
| 共同で。物や事柄を共有すること。結(ゆえ)に関係する? [例] 「ゆーれで作業機械をこう」→「共同で作業機械を買う」 |
よ・よぉ |
| 魚。 [例] 「よぉ釣りに行こうよ」→「魚釣りに行こうよ」 |
よー (K.Kazuoさん 1999.01.08) |
| 良く。 [例] 「よー出来た」→「良く出来た」 |
よーさり (金内さん 1999.02.12) |
| 夜。古語の"夜さり(よさり)"が語源と思われる。 [対] あさげ |
よーれ |
| 共同で。物や事柄を共有すること。 [例] 「よーれで使う」→「共同で使う」 |
よが (金内さん 1999.08.11) |
| 蚊(か)。カ科の昆虫の総称。漢字で書くと"夜蚊"。 | |
よくなし (N.Susaさん 1999.05.11) |
| 意地悪。無法者。"善くなし"が語源? [例] 「あの人はよくなしだ」→「あの人は意地悪だ」 |
よこと |
| 言う事。言い付け。 [例] 「うちの子は親のよこと全然聞かねぇ」→
「うちの子は親の言う事を全然聞かない」 |
よごんる (金内さん 1999.08.11) |
| 汚れる。(水や雨に)濡れる。 | |
よしてくらした |
| (感謝の気持ちで)ありがとうございました。 [例] 「ほんに、よしてくらしたのし」→「本当に、ありがとうございました」 |
よず (金内さん 2000.12.30) |
| 涎(よだれ)。 [例] 「牛がよず垂らす」→「牛が涎を垂らす」 |
よったかり |
| ~の集まり。会合。 |
よっぱら (N.Susaさん 1999.02.23) |
| 長い間。長い時間。 [例] 「よっぱら、仕事した」→「長い時間、仕事をした」
飽きる。嫌になる。 [例] 「仕事がよっぱらになった」→「仕事に飽きた(嫌になった)」 |
よっぱら (N.Susaさん 1999.02.23) |
| 飽きる。飽きるほど。 [例] 「仕事がよっぱらになった」→「仕事に飽きた(嫌になった)」 |
よて |
| 得意。得手。 [例] 「英語はよてじゃねぇ」→「英語は得意じゃない」 | |
よぼる |
| 呼ぶ。呼びかける。 | |
よぼんてぐ |
| 泊まりに行く。お呼ばれする。 |
よむ (八百板正巳さん 1998.10.22) |
| 熟する。"熟む(うむ)"がなまった? "よむ"と発音する。
[例] 「あの柿は、まだよまねえ」→「あの柿は、まだ熟さない」 |
よもり (金内さん 1999.03.12) |
| イモリ。イモリ科の両生類。春になると池などでイモリの白い卵が見られます。 |
よろう |
| さわる。触れる。 [例] 「よろてもいいかの?」→「さわってもいいですかぁ?」 | |
よわる (八百板正己さん 1999.03.05) |
| 疲れる。"ゆわる"と発音する時もある。 |
よんべな (金内さん 1999.02.12) |
| 昨夜。昨晩。 |